
手すきの神代和紙と竹で作られた灯籠約130基が夢すき公園を彩る「かみさま夢灯籠」。納涼盆踊り花火大会もあり、たくさんの来場者に訪れていただきました。
灯籠は同公園出入り口や清流を受けて回り、ライトアップに映える水車の周辺に設置しました。ろうそくのように光るLEDライトを中に入れ、日暮れから点灯。花火やスイカ、かき氷といった夏の風物、海の生き物などが縦20センチ、横15センチの枠に浮かび上がり、辺りをほのかに照らしました。

保存会メンバーが灯篭にふさわしい太さの揃った竹を山から伐り出します。そして設置する場所に合わせた形に裁断・加工、和紙を貼る部分をくり抜き、裏側は灯りを出し入れできる扉を付けるという、たいへん細かい作業を黙々とこなしていきます。

神代和紙には近くの神代小学校児童や神代認定こども園児、地域内外の有志が好きなものをテーマに絵を描いてくださいました。
これを竹のくり抜き部分に貼ります。竹の内側に糊を付け、和紙をピンと張りながら丁寧に作業を進めていきます。地域住民や保存会メンバーの友人など、たくさんの方々に手伝ってもらいながらの作業です。

和紙を貼った130本もの竹灯篭を一本づつ点検、調整していきます。竹の中に灯りがともったところを想像しながら、汗を拭きふき頑張っていきます。

出来上がった竹灯籠130基を、夢すき公園出入り口や、清流を受けて回りライトアップに映える水車の周辺に設置しました。
点灯時間は日没~午後9時。112個の風鈴と神代和紙の短冊1000枚が涼しげな音を奏でる「かみさま夢風鈴」とも相まって、灯篭は里山の風景に彩を添えていました。

